人気の外壁材の種類と特徴をカンタン比較

2023年09月15日
外壁材の種類

過去にはモルタルやタイルなどが多かった外壁材ですが、多彩な模様や素材を活用したサイディングボードが登場しています。バリエーションが増えたことから外壁材選びで迷ってしまうことがあります。

そこで、人気の外壁材に絞り、主な種類や特徴などについてカンタンに解説・比較しました。

窯業系サイディング

新築住宅に窯業系サイディングが採用される率は70%以上です。

窯業系サイディングは、セメントに無機物や繊維を混ぜ、板状に成型した外壁材です。

種類が豊富でタイルやレンガ、石材調などの意匠性の高いデザインに仕上げた外壁材も多数あります。

耐震性や耐火性が高く建築基準法に基づいた不燃材料として認められているサイディングもあります。

通気工法にも対応しており、メンテナンス性も高く、定期的な塗装を実施すれば長持ちします。

施工価格の目安:1平米あたり3000~1万5千円

耐久年数など:10年未満で塗り替えが必要。

金属・木質系サイディング

樹脂系以外には金属系や木質系のサイディングがあります。

金属系サイディングといえば、ガルバリウム鋼板やアルミニウムでできた外壁材です。

施工しやすく、メンテナンスも容易です。

軽量で耐震性に優れ、断熱材と併用し凍害を予防できるので寒冷地の住宅によく採用されています。

錆びや凹み、傷の発生が多い外壁材です。

木質系サイディングは、天然木を加工して作ったサイディングです。天然素材を使用し、デザインも独特で温かみがありナチュラルです。断熱性や保温性はありますが、防火対策・防水対策を施した木材を使用しているかどうかがポイントです。腐食しやすいので木材専用塗料での塗装が必要です。

金属系

施工価格の目安:1平米あたり3500~8500円

耐久年数など:10~15年で塗り替えが必要。

木質系

施工価格の目安:1平米あたり6000~1万円

耐久年数など:3~10年で塗り替えが必要。

ALC(軽量気泡コンクリート外壁材)

ALCは高層ビルや公共施設などでもよく使用されており、軽量で強度の高い外壁材です。

耐久性や断熱性、耐火性にも優れ、地震などの自然災害にも強い外壁材です。

小さな気泡が断熱性を高め、夏も冬も快適な温度を保つのに適しています。

防水性の低さが唯一の弱点ともいえますが、塗装をしっかりと行うと張り替えまでの寿命が延び、50年以上長期間利用できる耐久性があります。

施工価格の目安:1平米あたり5500~1万円

耐久年数など:10年で塗り替えが必要。

塗り壁(モルタル)

セメントや砂を主材料としたモルタルは塗り壁として知られる昔ながらの外壁材です。

デザイン性や意匠性の高い仕上り、手作りの温もりやつなぎ目のない自然な仕上りなどに人気があります。リシン仕上げ、スタッコ仕上げなど、手作業で行われるデザインには他の外壁材にはない美しさや独自性があるため、今後もモルタル外壁を希望される方は多いでしょう。

高い施工技術が必要なことや防水性の低さ、ひび割れが起きやすいなどのデメリットがあります。

他の外壁材に比べると防水性や耐久性は劣りますが、耐震性や耐火性はそこそこあります。

施工価格の目安:1平米あたり2000~8000円

耐久年数など:10年で塗り替えが必要。

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