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外壁のカラーリングについて

外壁塗装 長泉町・清水町
外壁のカラーリングについて解説していきます。
まずは「外壁の人気色トップ5」を紹介します。参考にしてみてください。

第5位:ブラウン

外壁をブラウンにすることでシックなイメージを演出することができます。また、「ブラウン=樹木」という連想もできますから、自然っぽい色がいいという方にもおすすめです。飽きにくいカラーであり、なおかつ自然の温かみもある色であると言えます。
「外壁はとにかく落ち着いた色であってほしい」という方には、このブランがピッタリだと思います。
平成の最初の頃にブライエローウン系の外壁が大ブームとなりました。ブラウンの中では、特にオレンジや濃いブラウンなどが支持されていました。
また、ヨーロッパの建築物を連想させるような、いわゆる「レンガスタイル」に仕上げる人も少なくありませんでした。
ちなみに、ブラウンにも色々なタイプがあるので気を付けてください。先ほど紹介したようなオレンジに近いようなものもあればレッドに近い場合もありますし、黒みがかったブランもあります。
ブラウン以外の色にも言えることですが、「ブラウンはブラウンでも幅が広い」ので気を付けてください。
多くの方は「ブラウンと言えばこのブラウン」と頭の中に「特定の一色」を思い浮かべるはずですが、業者があなたの思うブラウンに仕上げてくれるとは限りません。少しでもあなたのイメージするブラウンに近づくように、打ち合わせをきちんと行いましょう。

第4位:ブラック

「ブラックガルバリウム鋼板」による黒色が第4位です。
耐久性や耐食性に優れているという利点があり、ここ最近急激にニーズが高まってきていると感じます。
「スタイリッシュさ」「格調高さ」「重厚感」などもイメージしてブラックをオーダーする人が多いです。実際、外壁をブラックに仕上げるとクールさなどを演出できますから、「イメージに合う」と感じる方にはおすすめです。
ただし、ブラックの外壁には「熱を吸いやすい」という欠点があります。つまり、「何もしなくても外壁の温度が上がりやすい」という事になります。ちなみに、条件にもよりますがサマーシーズンには外壁表面の温度が65℃に到達する場合もあると見られています。
外壁の温度が上がれば、当然部屋の中の温度もアップします。また、外壁に触ることで火傷する恐れもあるので、チョーキング(外壁の劣化に伴い、白い粉が出る現象)の有無を調べるために外壁を触る場合は気を付けてください。また、他のカラーと比較すると紫外線にも弱いと言えます。
ですから、外壁にブラックをチョイスするのであれば、遮熱・断熱材などを使って室内の温度を上げないようにするといいかもしれません。
また、先述のチョーキング現象が発生すると白い粉が発生するわけですから、黒い外壁とのコントラストで目立ちやすくなってしまいます。
そして、ブラックの場合、砂などの白っぽい汚れが目立ちやすい傾向にあります。
業者にブラックをオーダーする場合は、「高温対策」と「汚れ対策」などについて、業者ときちんと相談することを心掛けてください。


第3位:ホワイト

ブラックと同じく、ホワイトも大人気です。
上品さ、爽やかさ、清潔感などを求めてホワイトを選ぶ方が多いようです。
昭和の終わり頃からホワイトの外壁が人気になり始め、現在までその人気が継続しています。
また、白色には建物を微妙に大きく見せる作用があります(率直に言って、それほど意味のある効果ではありませんが)。そして、どんなカラーにも合わせやすいですし、洋風・和風どちらの家に塗装したとしてもシックリきやすいです。
そして、壁をホワイトにすると、緑色の植木や、鮮やかな花などがコントラストによって美しく見えやすくなります。

外壁をホワイトにすると印象が大きく変わり、「周囲の色が映える」という効果が得られますから、ホワイトに再塗装をすることで「まるで新築のよう」という感想を抱く方が少なくないようです。
ただし、コケやカビなどの汚れや分かりやすくなるので覚えておきましょう(その反面、砂などの白っぽい汚れは目立ちにくいと言えます)。
また、外壁をホワイトにした場合に限りませんが、経年劣化によって汚れを除去しにくくなりますから、定期的なクリーニング・メンテナンスを欠かさないようにしましょう。

第2位:ベージュ

ベージュには「上品」「落ち着き」などのイメージがあります。
安心感のあるカラーリングですし、何よりオーソドックスですから「奇をてらわないシンプルさに魅力を感じる」という方にもおすすめです。
シンプルであるがゆえに、他のカラーや周囲の景観にもなじみやすいので、ほとんどの環境に違和感なく溶け込むことでしょう。
また、ホコリなどの汚れが付着しても目立ちにくいという利点があります。
「ホワイト」にも「ブラック」にも、「ある意味極端」というデメリットがありますが、ベージュにはその欠点がほぼないと言えます。
ただし、とにかく無難ですから「外壁の色については少し冒険したい」という方には向かないかもしれません。

第1位:灰色

外壁塗装のカラーリングにおいて、最も人気があるのは「灰色」です。
先ほど「ホワイトもブラックも極端である」という話をしましたが、灰色にすることでそのデメリットを補えると言えます。
ベージュと一緒で汚れが分かりにくいですし、別の色ともなじみやすいです。
ちなみに、「ベージュ」と「灰色」だけで、日本の全オーダーのおよそ5割を占めるそうです。
ベージュに関しては「暖かさ」「落ち着き」という言葉が先に来る印象ですが、灰色については「シック」「冷静さ」などのイメージを持つ人が多いです。
灰色は和風・洋風どちらの家の外壁にもなじみやすいです。また、あまり主張する色ではありませんから、「周囲の他のカラーを目立たせたい」という狙いも成功しやすいです。
灰色が第1位、ベージュが第2位ですので、迷った方はどちらかを選択すると良いでしょう。シック・スタイリッシュ・クールなどのワードに魅力を感じる人は前者、落ち着き・暖かさ・優しさなどの言葉にピンとくる人は後者を選ぶことを推奨します。(ただし、建物に合う・合わないがあるので、詳しいことは業者と相談しながら決めましょう)

人気が上がってきている色

ここからは「人気上位ではないものの、オーダーが増えてきている色」を紹介します。「みんなと同じカラーにするのは嫌だけれど、奇抜すぎる色も避けたい」という方におすすめです。

イエロー

「パワフル」「明るさ」などを連想するカラーですね。ただし、原色のイエローにしてしまうと「悪目立ち」することになります。黄色は「注意!」をイメージさせる色でもありますから、あまりにも濃い黄色だと周りに威圧感を与える可能性が高いです。
ですが、薄いイエローであれば、明るさ・元気さ・オシャレさなどを演出することができますので、特に若い年代におすすめです。和風よりは、洋風の家に合うと言われています。「薄い色にする」というだけで一気に魅力が上がるカラーですので、この先もどんどんオーダーされていくものと予想できます。

オレンジ

暖かさ・親近感などを演出できるカラーです。ただし、イエローと同じく色が濃すぎると悪目立ちするので気を付けましょう。やはり、薄いオレンジ色にするのがコツです。
薄くすると「美しい」というイメージを持たせることが可能ですし、「癒しっぽさ」も出せる場合が多いです。

桃色

柔らかさ・キュートさなどを連想させるカラーであり、やはり女性からのオーダーが多いです。ただし濃い桃色にしてしまうと悪目立ちしやすくなります。メルヘンっぽさや可愛いらしさを出すことはできますが、一般住宅に取り入れるのはなかなか難しいはずです。
ですが、「レッドを混ぜたレンガ風」に仕上げると一般住宅にも馴染むかもしれません。ただし、比較的退色しやすいという欠点があるので覚えておきましょう。

ブルー

冷静さ、爽快感、清潔感などを演出できるカラーです。原色に近づけると「海」を思わせる雰囲気になりますが、やはり目立つので一般住宅に取り入れるのは難しいです。ただし、商業施設などに使うのであれば十分素晴らしい色だと思います。
一般住宅に使うのであれば、「水色」や「薄いブルー」に絞られます。優しさとスタイリッシュさが良質した魅力的な色ですね。
ちなみに原色のブルーはやや褪色しやすいので気を付けてください。

グリーン

グリーンはやはり「自然」を思わせる色であり、見ることで癒し効果を得ることができると言われています。リラックスでき、落ち着きもありますから、それなりに人気があるカラーだと言えます。
また、お庭のガーデニングなどにも合うでしょう。ただし、グリーンの濃さや植物の配置によっては、植物が目立ちにくくなってしまう可能性があるので気を付けてください。

外壁に色に関して起きやすいトラブルとその対策

続いて、外壁のカラーリングに関して発生しやすいトラブルのその対策方法を紹介します。
言うまでもないことかもしれませんが、外壁のカラーリング次第で建物の印象は大幅に変わってしまいます。
つまり、「カラーリングだけでも家を魅力的にすることができる」のですが、その逆の「カラーリングだけでも、イメージの悪い家になってしまう」ということも言えます。実際、「あの家の色が悪すぎる!なんとかしてほしい!」などのクレームが出ることもあるわけです。
また、もちろん依頼者本人から「こんなカラーリングにしたいわけじゃなかった」というクレームが出るケースも非常に多いです。「カラーリングがイメージ通りでない」というだけならまだしも、「前のカラーのほうがマシだった」という苦情が寄せられることも少なくありません。
ですが、依頼する方の多くは「黒で」「灰色で」などと、シンプルに伝えます。しかし、すでに少し触れたことですが、一言で「灰色」と言っても「ありとあらゆる灰色」が存在していて、それぞれイメージが違いますよね。
あなたの頭の中には「この灰色」と「一つの色」が思い浮かんでいるのかもしれませんが、それが正しく業者に伝わるとは限りません。少しでも正確に業者に伝えるために、色々と打ち合わせをする必要があると言えます。
ただし、言葉だけで「どんなカラーリングを望んでいるのか」を伝えきることは不可能ですから、「色見本」というものを使うことになります。また、有料ですが「様々な色を混ぜて調整し、理想のカラーを画面上に作ることができるサービス」も存在しており、これを使うと、より正確に「希望する色」を伝えることができるはずです。
ただし、「建物に塗装した場合の色」と「PCのモニター上の色」では印象が違ってくる可能性があります。また、同じ建物に塗った場合でも、日射量や影の角度などによって印象が変わる場合があります。
また、「隣の住宅の壁の色と馴染むか」という問題もあります。「さすがに隣の家のことまで考慮したくない」と感じるかもしれませんが、ここを無視すると「自分の家の色合い自体は良いと思うけれど、遠くから隣の家も一緒に見てみると違和感が出る」という事態になってしまう可能性があります。
スマートフォン等で写真撮影を行い、近所の景観を確認しながら色の調整をすることをおすすめします。
(必要に応じて撮影の許可を取りましょう)

住宅に合うカラーリングの見つけ方

サッシ・窓枠・ドアなどの色も考慮しつつ、外壁塗装のカラーリングを決めましょう。
また、先述の通り「住宅そのものの色」だけでなく、「周囲の景観とマッチするかどうか」も考慮する必要があります。
そして、「景観に関するガイドライン」が市区町村で定められている可能性があります。その場合、あまりに奇抜な色にすると再塗装を要求される場合があるので気をつけてください(ただし、無難なカラーリングであればまず問題ありません)。
それから、特に「様々なカラーリングの選択肢が思い浮かびすぎて決め切れない」という方に多いですが、「多くの色を使う」ということをしてしまうと、違和感が強くなる可能性が高いです。こだわりがなければ1色で統一して構いませんし、多くても2~3色までに抑えておきましょう。
ツートンカラー(壁の上下、家の凸凹などに応じてカラーを変える手法)にするのであれば、トーンが似た色で揃えたり、同系色にしたりすると、綺麗に仕上がりやすいです。
そして、色の比率は「メインの色:サブの色=6~7:3~4」くらいにすることをおすすめします。
上下でカラーを変えるのであれば、上を薄い色にすると落ち着いた印象を作ることができます。3色使うのであれば、「メインの色とサブの色の、区切りの部分のアクセントカラーにする」という方針にすると、違和感なくまとまりやすいです。


カラーごとに「色褪せやすさ」が異なるのはなぜか

結論から言いますと「色褪せやすさ」は、主に「紫外線をどれくらい吸収するか」によって変化します。
ホワイト、灰色、ブラウン、ベージュなどは比較的色褪せにくいです。
そして、パープル、グリーン、レッド、イエローなどは色褪せやすいです。
ただし、「外壁の綺麗さ」を考えるのであれば、紫外線の吸収性だけでなく、「汚れの分かりやすさ」にも気を使う必要があります。
ベージュ・灰色・ブラウンは「色褪せにくい&汚れがつきにくい」ので美観を優先する方にはおすすめです。逆にホワイトは「色褪せにくいが、汚れが分かりやすい」ので気を付けてください。

まとめ

外壁のカラーリングによって、家の印象は大きく変わることになります。
また、「自分の家がどのような印象になるか」だけでなく、「周囲となじむか」もきちんと考えるようにしましょう。

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