素材ごとに異なる屋根診断のポイント

2024年01月31日
屋根診断

雨漏りや屋根の不具合により屋根の診断を依頼する場合があります。

屋根診断には多数の診断項目がありますが、ポイントとなるチェック項目は素材ごとに異なります。

今回は、素材ごとに異なる屋根診断のポイントについてご紹介していきます。

代表的な屋根材の種類

屋根材には複数の種類があります。

知らない方は、まずどのような屋根材があるかについて知り、ご自身の屋根についてよく調べるようにしましょう。

代表的な屋根材といえば、スレート屋根、金属屋根、瓦屋根です。

それぞれの素材の特徴やメリット、デメリットなどを知ると、点検時に異常を発見しやすくなります。

スレート屋根

スレートは、カラーベストやコロニアルという名称でよく使われている屋根材です。

素材は主にセメントで平たい板状の屋根材です。スレート屋根は、シンプルで価格も安いことから新築住宅にもよく使われています。

ひび割れに注意し、定期的に塗装メンテナンスを行う必要があります。

複数の屋根の山と谷の部分がある場合は、金属製の板金が使われています。錆びの発生にも注意し、錆び対処や屋根材の交換などが必要です。

スレート屋根は塗装されていますので、色あせやひび割れ、塗膜の剥がれ、チョーキング現象、苔やカビの発生などが発見されることがあります。

その他屋根材のズレ、ひび割れ、破損、反りの他、板金部分の色あせや錆び、釘・板金の浮きなどが点検のポイントになるでしょう。

金属屋根

錆びの出やすい金属屋根には、防水性能が高く耐久性の高い塗料で塗装します。

錆びやすいトタンではなく、ガルバリウム鋼板素材の屋根材を使うと、耐久性が高くなり長持ちします。

塗装した箇所は、色あせ、剥がれ、錆びの発生に注意しましょう。

錆びが発生すると広がりやすいので要注意です。穴あき、浮き、歪みや剥がれなども重要なチェックポイントです。

瓦屋根

粘土瓦、セメント瓦、モニエル瓦などがありますが、多くは塗装が不要な粘土瓦を使用しています。

接着している漆喰(しっくい)部分は瓦よりも劣化しやすいので、変色、ひび割れ、崩れなどがないかをよく確認してください。

塗装は不要ですが、塗装した場合は、塗り替えやメンテナンスの対象となります。色あせやチョーキング現象に注意しましょう。

瓦は耐久性の高い屋根材です。ひび割れや破損の他、一枚の瓦だけがズレることがありますので、災害が起こった後によく点検してましょう。

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