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外壁塗装と同時に行うべき作業

外壁塗装を行う際には、足場を設置することになります。
そして、この足場設置料金は意外と高いので、行える作業があれば同時に済ませて足場費用を節約したほうがいい……という理屈です。
では、外壁塗装と同時に行うべき主な作業を挙げていきます

窓ふき

基本のサービス(追加料金なし)として行ってくれる業者も少なくありません。そうでなくても外壁塗装業者に頼めばまず間違いなく引き受けてくれるので相談しましょう。追加費用扱いになる場合でも、それほどのコストにはなりません。

雨樋のケア

雨樋を放置していると、ジョイント部分の接着がゆるくなったり、ずれていったりする可能性が高く、そうなってしまうと「雨樋の特定のポイントから水が垂れてくる」という現象が起きやすくなります。
また、雨樋を塞いでいる土埃のせいで、雨水の流れが阻害され、一か所に水が溜まって金具が落ちていくこともあります。ですから、ぜひ雨樋のチェックも外壁塗装と一緒に行ってもらいましょう。

屋根の塗装

「そもそも屋根塗装も一緒に行うつもり」という方も少なくないと思いますが、全く選択肢に入れていなかった方も一度は検討しておくことをおすすめします。
外壁塗装と屋根塗装を同時に済ませれば足場費用を一回分節約することができますからね。
特に「屋根塗装をするつもりはあるけれど、今回は外壁塗装だけにしておく」とお考えの場合は、屋根塗装のタイミングを前倒しにすることも検討しましょう。
「コストが節約できる」という事も大きいですが、「あれこれ手続きする手間を省ける」というメリットも意外と大きいです。

屋根のチェック・メンテナンス

屋根塗装をしないとしても、定期的なチェックはしなければなりません。
基本的に塗装が不要である「瓦屋根」に関しても、それは同じです。
外壁塗装の際に、屋根のコンディションもチェックしてもらい、問題があればメンテナンスをしてもらいましょう。
また、「屋根に不具合がない」という場合でも、長年放置していると藻やコケなどの汚れがついていると思われますので、それのクリーニングをしてもらいましょう。
藻やコケがついたまま更に放置していると、そこからトラブルが発生する可能性があります。ただ、屋根の種類によっては目立った問題はほぼ発生しないので、「そこまで屋根が綺麗である必要はない」と感じるのであれば、クリーニングについてはスルーしてもいいかもしれません。

温水器の片づけ

屋根に全く利用していない温水器を放置しているのであれば、外壁塗装作業のときに撤去してもらうことをおすすめします。温水器をそのままおろすのは難しいため、分解してからおろすことになる可能性が高いです。
ただし、案外重労働ですから、少なくとも3名のスタッフが必要となります。そのため、「温水器の撤去のみ」でも数万円の費用が発生してもおかしくありません。温水器を放置していても特に問題ないと感じるのであれば、そのまま放置していても良いでしょう。


網戸の交換

網戸を交換すべきタイミングは「20年に1度」くらいが目安ですが、その段階では網戸は分かりやすいレベルで劣化しているかと思います。
そのため、外壁塗装の周期は10~15年くらいですが、網戸交換も一緒に行ってもいいと感じます。
ただし、1Fの網戸に限っては位置的に一般の方でも交換できると思います。少しでも料金を節約したいのであれば、「2F~の網戸交換のみ」で依頼をしましょう。

雨戸の交換

特に海の近隣にあるエリアにお住まいの場合は、潮の影響で1年程度で雨戸がサビてくる可能性があります。ただし、それは「塗装」で済ませた場合の話であり、「交換」をしたのであれば、それ以上に持ちます。
料金の目安は「交換」で13000円(1枚)ほど、「再塗装」で2500円(1枚)ほどです。
価格差が大きいですが、先述の通り、地域によっては1年周期での再塗装が必要になってもおかしくないため、「交換」のほうが安くついてもおかしくありません。

シャッター関連

「シャッターの新規設置」や「シャッターの追加設置」や「シャッターのグレードアップ」などが必要な場合は、外壁塗装作業と一緒に済ませると足場工事料金を節約することができます。
ただし、窓の上部に「シャッターボックス」を設置するだけの余裕がないのであれば、シャッターを設置することは叶いません。

エアコンホース関連

新築のときに設置したエアコンダクトや、ホースの周囲のテープはだんだんと劣化していきます。「外壁塗装をすべきタイミング」が来たときには、目も当てられない状態になっている可能性もあります。
外壁塗装が完了すると周りの壁が美しくなりますから、コントラストによってテープなどの劣化が分かりやすくなってしまうかもしれません。ですから、業者に相談してみましょう。
ちなみに、一般の方でも行える作業ですので、足場が設置されたタイミングでやってみてしまっても構いません(一応、業者に一声かけましょう)。

エアコン関連

高い場所にあるエアコンの交換・撤去も、足場があるときに済ませてしまったほうが楽です。
タイミングが合うのであれば検討してみましょう。
ただ、エアコンも安くはありませんから、無理に外壁塗装時になんとかする必要はありません。

アンテナ関連

屋根の上などに配線やアンテナを放置しているのであれば、足場があるうちに片付けることをおすすめします。
このレベルの作業であれば、タダで引き受けてくれる業者もありますので相談してみましょう。

屋上・ベランダの防水

屋上やベランダの床面は、コンディションに問題がなければ「保護塗装」でも、耐久年数が10年ほど延びる可能性があります。一度、塗装業者と相談しておきましょう。
ただし、屋上やベランダの床面のコンディションが悪いのであれば、本腰を入れた防水作業が必要となります。この場合は、外壁塗装業者とは別に専門の業者を呼ぶべきかもしれません。

太陽光パネル関連

屋根に太陽光パネルがある住宅も少なくありません。
本来は太陽光パネルを一旦取り外して、その下の場所も塗装するのが理想です。しかし、「実際には太陽光パネルをそのままにして、塗装できる部分だけ塗装する」という方針で済ませる場合が多いです。
なぜなら、太陽光パネルの撤去・再取り付け費用が非常に高いからです。また、太陽光パネルにより日射から守られるため、長期間放置していてもそれほど問題がないということも事実です。少なくとも15年ほど放置していてもほとんど劣化しません。
ただ、太陽光パネルのチェック・メンテナンスにはそれほどお金がかからないので検討しましょう。

まとめ

外壁塗装作業の依頼を出す前に、今回挙げた場所について簡単にチェックしてみましょう。
ご自身でチェックできない箇所については、現地調査などで専門家に確認してもらいます。
そして、外壁塗装時に色々な作業を済ませることができれば、「次回の再塗装まで家のどの部分もメンテナンスしなくていい」という状態を作ることができる可能性があります。
太陽光パネルや温水器などの撤去・再設置作業を除き、チェック・メンテナンスにはそれほどお金はかかりません。業者の中にはある程度タダで行ってくれるところもあるので、その点にも注目して業者を選んでみてはいかがでしょうか。

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