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外壁塗装業者の決め方

業者選び
外壁塗装業者に丸投げするのはやめて、依頼者も契約書をきちんと確認したり、工事や住宅診断などに関して最低限の知識を得たりしておくことが大事です。
もちろん依頼者が直接外壁塗装作業を手伝うことはありませんが、これくらいの関わり方はしておかないと、納得いく結果が得られない可能性があります。
また、色々なことに気を付けていると「信用に値する業者がどんなものなのか」も分かるはずです。
価格も大事ですが、それ以上に重要なことがあります。
ここでは、外壁塗装業者を決める際のポイントを挙げていきます。

・住宅診断士が在籍している
・「塗装」に固執しない業者である
・見積書が詳しいものであり、「一式」などでまとめられていない
・保証書が発行され、内容もしっかりしている


住宅診断士が在籍している

外壁塗装を行う前に「住宅診断」を行うケースが多いです。
業者に任せるわけですから、誰しも「どの業者も的確に診断してくれる」と感じるかもしれませんが、実はそうでもありません。
例えば、塗装スタッフや営業員が住宅診断を行う業者も存在します。
彼らにも診断するための知識はある程度あるのかもしれませんが、「プロの住宅診断士」には負けます。
どれだけ実力のある塗装士でも敏腕の営業員でも、「診断のプロ」ではないということですね。
一応「診断しました」という形は取りますが、「単なる現状報告」で終わってしまう可能性が高いです。
ですから、きちんと住宅診断士が診断してくれる外壁塗装業者を探しましょう。
そして、その結果をベースとする提案書をもらえる業者を選ぶ必要があります。


「塗装」に固執しない業者である

家のメンテナンスが再塗装だけで終わるとは限りません。
家のコンディション次第では、塗装以外の作業もしなければなりません。
ノウハウのある業者が良質な診断を行った場合は、状況に応じてきちんと再塗装以外の提案も出るはずです。
一例としては、雨戸の交換、雨樋の交換、外壁の交換、カバー工法、屋根材の交換などです。
しかし、住宅診断がきちんと行われなかったケースでは、「とりあえず再塗装だけでいいだろう」という安易な結論に至ってしまう可能性があります。
住宅診断を正確に行うためには、多種多様な建材の特徴を把握しておかなければなりません。
それぞれの建材に沿った、正しいメンテナンス手法を知っている業者を探す必要があります。


見積書が詳しいものであり、「一式」などでまとめられていない

数社の塗装業者から見積書をもらうと、業者ごとに塗装面積に差がある場合がほとんどです。
塗装面積が広ければ、そのぶん塗料をたくさん使うことになりますから、見積金額が高くなります。
最も良くないのは「建物面積×単価で計算し、外壁面積を考慮しない業者」です。
そうではなく、「塗装面積をきちんと計算し、作業する箇所ごとに分けて書いている見積書を出してくれる業者」を探しましょう。また、信頼できる業者であれば、見積書に関して何らかの質問をすれば的確に回答してくれます。
どうしても「結局のところ何円かかるのか」が気になると思いますが、それよりも「見積書の記載内容全体」をきちんとチェックすることが大事です。
例えば「樋も塗装するのか」などです。
そして、「塗装作業一式」などと雑に書いてある見積書を出してくる業者は避けるべきです。
見積金額が低かったとしても、後から追加作業・追加請求が発生する可能性があるからです。

最低でも「塗装面積」「塗料数(缶数)」「塗料の名前(等級などの詳細が書かれているのが望ましいです)」「塗料メーカー」が記載されていないと信用できません。

保証書が発行され、内容もしっかりしている

塗装工事が完了しても、その業者との関係性は継続します。
何らかのトラブルを原因とするイレギュラーな工事がなかったとしても、恐らくその業者にいずれ(10~15年後)再塗装の依頼をすることになるからです。ただ、実際には塗装が完了したら、すぐに逃げていくような業者も存在します。
なぜ逃げていくのでしょうか。
それは「何らかのやましい方法で、作業コストを下げているから」であり、良質な業者が作業を行う場合に比べてトラブルが起きやすくなります。つまりは、「クレームが出る前に逃げてしまおう」ということですね。
そのような事態を避けるためにも、作業前に保証があるかどうかをチェックする必要があります。
「保証はあるでしょうか」と聞いてみて、ハッキリとした答えをもらえない場合はその業者は避けることをおすすめします。
「あります」と言われたら、「保証内容」と「保証に関する詳細を記した書面もあるのか」も聞きましょう。
いくら「保証がある」と言われても、書面がないと実際には対応してもらえない可能性があります。

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