コロニアル屋根とは

2025年09月01日

コロニアルといえば、現在主流の屋根材の一種です。

スレートと同じ屋根材ですが、「コロニアル」は、ケイミュー(元クボタ)のスレート屋根の商標名です。

スレートといえば、コロニアルが頭に思い浮かぶのも偶然ではなく、総合的にみてもメリットの多い屋根材でスレートの中でも主流の存在です。カラーベストも同様です。

戸建て住宅では3割以上はスレート屋根を採用

木造の戸建て住宅では、3割以上がスレート屋根を採用しており、最も一般的な屋根材です。

スレートといえば、コロニアルとほぼ同じです。同じようにカラーベストもスレートの一種です。

コロニアルの主材料は、セメントと繊維質です。これらを練り混ぜて薄い板状に成形し、加圧して作った屋根材です。

塗装を施し、防水性や耐久性を高めています。

コロニアルの耐用年数は、20年程度です。劣化症状がみられる前に塗装すれば長持ちします。

塗り替えにより、新品のような美観が戻り、防水性や耐久性、耐候性も向上します。

このように、メンテナンスを実施すれば、コロニアルは長期間使えるコストパフォーマンスに優れた屋根材として高い人気があります。

メリットが多いコロニアル屋根材

コロニアル屋根材は、コストパフォーマンスに優れています。

施工価格も1平米あたり4000円~。ガルバリウム鋼板屋根材や瓦屋根に比べても圧倒的にリーズナブルな価格です。

一般戸建て住宅において最も普及しています。取り扱いできる業者も多く、施工後のトラブルやメンテナンスで困ることはありません。

デザインや色が豊富にそろっています。同じコロニアルでも全く異なった印象を与えることができます。高級感やオリジナリティなども組み合わせから自由に生み出すことができます。

コロニアルのデメリット

他の屋根材に比べると耐久性では劣ります。塗装や補修などのメンテナンスをまめに実施しなければならないでしょう。

古くなったコロニアルは、薄い板状のため、少しの衝撃でも割れやすくなっています。特に点検時に屋根の上に登って、コロニアルを割ってしまうことがあり注意が必要です。

寒冷地域には適しておらず、塗装したとしても凍害を防ぐことは難しいでしょう。塗装した後でもコロニアルには水分を含む性質があるからです。

コロニアルの塗装やメンテナンス

コロニアルは、寿命が短いことから、塗装や補修などのメンテナンスが必要です。

10年ごとにメンテナンスをしなければならないでしょう。

放置すると、カビの発生、建物内部の腐食、雨漏りなどが発生します。コロニアルも建物も脆くなってしまいます。

コロニアルの塗装費用は、40~60万円が目安です。10年ごとに塗装しなければならず、頻繁に塗装するとメンテナンスコストが高額になっていきます。

10年以上もつ耐久性の高い塗料を選択してください。

コロニアルなどのスレート素材は、他の屋根材よりも寿命が短いです。屋根の葺き替えでは、コストを抑えた重ね葺き(カバー工法)工事が実施されることがあります。

既存の屋根を残した重ね葺き工事は、費用が50~150万円と抑えられます。葺き替え工事になると選択した屋根材の種類にもよりますが、100万円以上の工事費用を見込んでおく必要があります。

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