セルフクリーニング効果って何?

2024年05月28日

外壁塗装は、最初はきれいでも経年劣化により汚れが少しずつ蓄積していきます。汚れが溜まると、美観を損ねますが、見た目が悪くなっても、外壁を保護する塗膜の機能は十分に発揮されています。

しかし、定期的に清掃するなどのメンテナンスが必要です。メンテナンス回数を減らし、外壁をいつまでも美しく保つには、セルフクリーニング効果のある塗料を選んで塗装するといいでしょう。

親水性が重要なセルフクリーニング効果の高い塗料

親水性とは水になじみやすい性質のことです。具体的には雨が降った時の雨水が外壁塗膜にくっつきやすいという意味です。

塗膜の上に水の膜ができると、塵や埃、砂、排気ガスなどの小さな汚れであっても、外壁にくっつきにくくなっており、水で浮かび上がった後に雨水が流れて洗い流すことができます。

親水性の高い塗膜を形成する塗料はたくさんありますが、日陰や北面の外壁であってもセルフクリーニング効果は発揮できます。

高機能塗料の中では光触媒塗料や無機塗料などで高い親水性を持つ塗料が多いようです。

いずれも他の機能と組み合わせて外壁表面をしっかりと保護できるというメリットがあります。

光触媒塗料と組み合わせる

光触媒塗料には、二酸化チタンが含まれています。紫外線を浴びた二酸化チタンは、活性酸素を発生させ、大気汚染物質である窒素酸化物NOxや硫黄酸化物SOxを分解します。

光触媒の汚染物質分解作用と親水性が加わると、塗膜に汚れが付きにくくなるだけではなく、排気ガスなどの汚れがついても、光触媒作用で汚れを分解し、塗装表面の汚れも雨が降った時に全て洗い流してくれます。

光触媒塗料は、高機能塗料ですが、耐用年数も20年近くあります。耐用年数の長さの秘密は、光触媒作用と親水性によるセルフクリーニング効果を組み合わせて、さらに耐久性能を高めているという点にあります。

セルフクリーニング効果の高い塗料

セルフクリーニング効果の高い塗料は、光触媒塗料以外にも低汚染塗料などがあります。

低汚染塗料では、セラミックを配合し、親水性を高めた無機塗料などがセルフクリーニング効果の高い塗料に該当します。

付加価値の高い機能が追加されると、価格にも反映されます。耐久年数と価格、メンテナンス回数などを総合的に見て判断し、最もコストパフォーマンスに優れたセルフクリーニング効果の高い塗料を選んでください。

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