雨漏りを直すために重要な散水調査とは

2024年10月01日

雨漏り修理前には、必ず雨漏り調査が実施されています。

雨漏りの発生原因は、目視だけではわかりません。必ず散水調査が行われますし、散水調査でもわからない場合は、さらに精密な機器を使用した雨漏り調査が行われています。

これほどまでに調査に時間や手間をかける理由も雨漏りの再発を防ぐためです。

プロによる雨漏り調査とはどのようなものなのでしょうか?雨漏り修理を依頼する前の知識として知っておきましょう。

散水調査の内容

散水調査の調査方法は、とてもシンプルです。

ご自宅の水道水を使い、ホースやバケツを使って、雨漏り被害が疑われる場所に対して、水の流れを作って雨漏りを再現する方法です。雨水の入り込む場所は、一つではなく、複数箇所が問題となっていることが多いからです。

実際の雨漏り調査の現場では、水の量や強さ、水を流す時間などをさまざまに変えて雨漏りを再現します。数十分で終わることはなく、場所を変えて一日中散水調査が行われることがあります。

雨漏りの散水調査は、調査員の経験や勘なども重要です。

全ての原因となる雨水の浸入口を探し出すことで、雨漏り被害の再発を防ぐことができます。

雨漏り修理前に散水調査が必要な理由

無料の目視調査は、10~30分程度で済ませることが多く、雨漏りが発生している場合は、修理前に全ての原因を特定し修理しなければなりません。そのため、雨漏り修理前には、本格的な散水調査が実施されています。

目視調査ではわからないことがたくさんあります。必要があれば、壁の内部の調査や足場を組んで建物の上から雨漏りの原因を調べることもあります。

また、雨漏り被害の状況を正しく判断できなければ、見積もりで修理内容や修理料金を正しく伝えることはできません。

散水調査は、無料ではなく有料で実施されることがほとんどです。費用の目安は、5~35万円です。

半日~2日間かけて行われるため、調査費用の他にも人件費もしっかりと請求されます。

その他の雨漏り調査

目視や散水による調査の他にもさまざまな雨漏り調査があります。

・発光液調査は、光る液体を流し、専用の機械を当てて雨漏り発生箇所を光らせて探し出します。

費用は、5~25万円です。

・サーモグラフィー調査

赤外線サーモグラフィー機器を使います。温度の低いところが雨漏り箇所です。

費用は、10~50万円です。

・屋根材を外して確認

外からは見えない箇所が雨漏りの原因になっていると考えられる場合は、屋根材を外して内側から雨水の浸入経路を探します。

費用は、5~15万円です。

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