建物を守る雨樋(あまどい)の役割いろいろ

2024年11月10日

雨樋にはいろいろな役割があります。建物になくてはならない存在ですが、あえて雨樋をつけていない建物も存在します。

雨樋にはどのような役割があるのでしょうか?基本的な知識として取り上げていきます。

雨樋は雨水を地面の排水口へと誘導する役割がある

雨樋には、建物を守る重要な役割があります。基本的な役割として、雨が降った時に雨樋に雨水を集め、スムーズに流れを作って、地面にある排水口へと排水する役割があります。

地味な作業ですが、雨樋が破損して穴が開いたり、雨樋が外れたりすると、雨水が直接地面に落ちて溝を作ったり、外壁材を伝って流れてしまったりします。地面からの跳ね返り水も外壁材を汚し、見た目が悪くなってしまいます。雨漏りを発生させることもあります。

雨樋が正常に機能していないと、地面に水溜まりが発生しやすくなります。その他にも建物基礎を汚したり、湿気が増えたりします。

こうした理由から、雨樋は正常に機能していることが当たり前です。少しでも不具合があれば、建物や外壁材に悪影響を及ぼすものと考えるようにしましょう。

軒下や土台の水はねを防ぐ

雨樋がないと、軒下に水が落ち、汚れた跳ね返り水と泥が外壁についてしまいます。

また、基礎部分やひび割れなどから雨水が浸入して湿気が多くなり、腐食しやすくなるので注意が必要です。

雨漏り対策

雨樋は軒の先に取り付けられています。雨樋がないと屋根と外壁のつなぎ目から雨水が入り込みやすくなり、雨漏り発生の危険性が高まります。

降雨量が多いと雨樋があっても、雨水を処理しきれない場合があります。雨樋から溢れた雨水は、外壁を伝って流れ落ち、雨漏りや外壁材の腐食の原因となります。

シロアリ予防

雨樋から排水口までの水の流れがスムーズにいかずに、どこかで水漏れや雨漏りがしていると、地面に水溜まりができることがあります。水溜まりは湿気を多くし、カビや苔を発生させ、建物外壁の美観を損ねます。湿った木材や基礎は腐食しますし、シロアリを呼びやすくなるので注意が必要です。

今回は、雨樋の役割について一つ一つ取り上げてみていきました.

いずれも被害が起こっていないのであれば雨樋に重要な役割があるということに気づかないかもしれません。

雨漏りや外壁の汚れ、木材の腐食などが起こっていない場合は、雨樋も正常に働いてるはずです。

それでも雨樋の定期的な点検を怠ることなく、古くなれば必ず交換修理が必要な部材であることを知っておいてください。

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