湿気とシロアリの関係性

2024年07月10日

シロアリと湿気には何か関係があるのでは?

と考える方が多い理由は、ジメジメした場所や梅雨の時期にシロアリを見かけることが多いので勘違いしているようです。

実際には、湿気があってもなくても、シロアリは発生し、繁殖しています。

今回は、シロアリと湿気の関係について少し詳しくみていきましょう。

シロアリは梅雨の雨の多い時期に発生する

シロアリと湿気との関係性はあまりないと考えられています。

しかし、湿気が多い場所や梅雨の時期にシロアリを見かけることが多いので勘違いすることが多いようです。

シロアリは、4~7月の雨が多い時期や梅雨の時期に数多く発生します。

シロアリは湿気以外にも餌となる腐食した木材や紙、ダンボールなどがあると、餌と繁殖環境がそろうことにより、シロアリが集まってきて、その周辺で繁殖していきます。

木材を食べるシロアリは、湿気が多く腐った状態の木材を求めています。

羽アリやシロアリを見かける時期が湿気の多い梅雨の時期と重なっているので、湿気とシロアリを関連づけて考える人が多くなっています。

実際には、シロアリは一年中活動していますし、湿気や気温、餌などの繁殖に適した環境であればどこでも増えていきます。

湿気がなくても増えるシロアリ

湿気のあるところを求めて移動するシロアリが多いのは事実です。

集団で行動しているシロアリは、1~3万匹というまとまった数でコロニーを形成して生活しています。シロアリの種類によっては、水を運ぶことができる種もあります。そのため、乾燥したところであっても、シロアリは発生し、生活することができます。

シロアリは、地面から近い場所や侵入しやすい箇所があれば、家の中や床下などに入り込み、コロニーを作って集団生活を始めます。

木材そのものに薬品処理を施すだけではなく、シロアリが入ってこないように地面から遠ざけるような床下の構造にするべきでしょう。

蟻道(ぎどう)を見つけたら要注意

シロアリは、自分の糞と土で作った蟻道を通って、コンクリートや丈夫な基礎であっても、家屋の木材の中に侵入していきます。湿気とは無関係です。蟻道内は、シロアリも快適に過ごせますし、安全に移動できます。

シロアリ点検では、蟻道を発見したら、適切なシロアリ駆除を行う必要があります。

また、湿気対策に換気扇で風通しをよくする対策も無意味です。湿気のあるなしに係わらず、シロアリは発生する可能性があると考えるようにし、常にシロアリ点検とシロアリ駆除・防蟻対策を行いましょう。

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