そもそも外壁、屋根塗装はしなければいけない?

2024年12月20日

賃貸マンションや賃貸アパートなどに住んでいると建物や内装、塗装に関しては無関心になってしまうのも無理はないでしょう。

戸建て住宅を購入し、築10年もたつと訪問販売業者が屋根や外壁の塗装を提案してきたり、ご近所でも外壁を塗装してまるで新築のように生まれ変わったりするのを見ることが多くなります。

そもそも屋根や外壁の塗装は必要なものなのでしょうか?今回はそうした素朴な疑問にお答えします。

屋根や外壁が傷んできたらメンテナンスを

塗装や塗り替えは、必ずしも必要ではありません。瓦屋根のように耐久性が高く塗装を必要としない建築材料もあります。

しかし、塗装した建築材料は、塗料の耐用年数があり、いつかは塗り替えなどのメンテナンスが必要です。

塗装は、建物の美観を保つだけではなく、建物を保護し寿命を延ばす重要な役割があります。

このような理由から、経年劣化により塗装の塗膜も傷みだします。

いつメンテナンスをするかという問題は、塗料ごとに異なりますが、耐久年数を目安に塗り替えメンテナンスを実施すると、建物が丈夫になり長持ちするということは確実です。

屋根や外壁に塗装が必要となる理由

・防水性能の維持

屋根や外壁を塗装すると、塗料の防水効果が建物の部材を保護し、雨や風、紫外線からの影響を受けにくくなります。

ひび割れ、剥がれ、膨れ、チョーキング現象などの塗料の劣化症状が発生する前に塗り替えを行うと、屋根材や外壁材が長持ちします。

建物を長持ちさせるには、塗料の防水性能がとても重要です。

・塗装が必要な屋根

屋根の防水機能が失われると、屋根が剥がれ、雨水が浸入して建物内部の柱や外壁などが湿気などにより腐食します。

・外壁材

塗装が必要な外壁材なら屋根材と同様に雨水の浸入により湿気が腐食を引き起こします。

金属製の外壁材なら、錆びや腐食などの劣化症状がみられます。錆び処理を行った上で、錆びに強い塗料で塗装する必要があります。

・付帯部の塗装

軒天、雨樋、雨戸、破風板などの屋根や外壁以外の細かな付帯部分も塗装すると、付帯部分も劣化せずに長持ちし、きれいな状態を維持できます。

・雨漏り予防

雨漏りは、塗装の防水効果が薄れた頃から発生しやすくなります。

放置すると建物が湿気などで腐食します。屋根の葺き替えや外壁の張り替えなどが必要になると高額です。

防水効果が高く耐久性の高い塗料で塗装すると雨漏り予防対策になります。

定期的な塗装メンテナンスで交換費用を節約

屋根や外壁部分の設置費用は高額です。屋根の葺き替え、外壁の張り替えの費用は、塗装費用よりもさらに高額です。

塗装は、建物を長期間保護でき、いちいち新品に取り換える必要がなく、建物の部材そのものの寿命を延ばします。

結果として、修理費用や取り換え費用の節約になり、長期的な視野でみるとメンテナンスコストの節約になっています。

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