外壁塗装の膨れの原因や対処法について

2024年08月20日

外壁塗装工事の後に塗膜が膨らんでいるのを見かけたことがありますか?

また、古くなってメンテナンスが必要になった外壁表面にも、塗膜の膨らみや裂け目などを発見することがあります。このような外壁塗装の膨れはなぜ発生するのでしょうか?その原因や対処法について解説していきましょう。

外壁塗膜の膨れの原因

・雨水の浸入

塗料と下地の間に異物があると、次第に膨らみが生じ、次第に水分が入り込んで球状の膨らみになっていきます。塗装の剥がれやクラックなどには十分に注意しましょう。

・乾燥時間が不足していた

塗装時の施工ミスです。乾燥時間が不足していると、3回塗りの下塗りや中塗り時に水分が内側に閉じ込められてしまいます。その水分が気化して、膨らんでしまうというものです。

・塗膜が下地にしっかりと密着していない

塗料の塗膜の密着度が低く、内側に隙間がたくさんできていることがあります。隙間には湿気や空気が入り込みやすく、温度が上昇すると、水蒸気が塗膜の膨らみを生じさせます。

塗膜の膨れの対処法いろいろ

・塗装直後や数か月での塗膜の膨れ

塗装作業時の施工ミスが考えられます。膨れがひどくなって剥がれる前に再塗装を依頼しましょう。

保証期間内なら無償修理で対応する塗装業者もあります。

・10年以上経って発生した塗膜の膨れ

経年劣化により生じた塗膜の膨れの可能性が高いです。他の塗装箇所も点検し、住宅の総合的な点検や調査を実施したほうがいいでしょう。塗料の耐用年数を過ぎていたら、塗り替え工事が行われます。

・塗料の選択ミス

サイディングボードに伸縮性の高い弾性塗料を使うと、塗膜が膨らみやすいのでNGです。

下地材と仕上げ塗料に両方に対応した下地塗料を選ぶ必要があります。

弾性塗料は、熱を受けると水蒸気で水膨れしやすい性質があります。

弾性塗料は、モルタルやコンクリートに使用されることが多く、サイディングボードには使われていないので、塗装業者には使用する塗料についての解説を受けるようにしてください。

再塗装メンテナンスが重要

塗膜の膨れは、経年劣化によるところが多く、保証期間内の施工ミスなら、塗装業者に保証で無償修理ができるのかをよく確認してください。

特に適切な下地処理が重要です。施工ミスがないように下塗り材と上塗り塗料の選択を間違いのないように行いましょう。施工した業者に補修や再塗装を依頼したほうがいい場合がありますが、不安なら新しい施工業者を探し、施工内容や工事料金についての相見積もりを依頼して、よく比較検討してください。

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