外壁塗装の高い中間マージンは情報力の差?

2023年05月31日
外壁塗装の費用

中間マージンは仲介手数料として発生し、外壁塗装工事の価格の上昇要因の一つになっています。

中間マージンを無くせば、工事費用も下がるでしょう。

しかし、そう簡単にいかない理由は、塗装に関する知識量や情報力の差です。一般の方が中間マージンを無くす努力をするには、塗装工事に関する知識や情報を時間や手間をかけて調べ、正しい判断をする必要があります。こうした理由から、中間マージンはそう簡単になくなることはないと言われています。

価格の上昇要因となる中間マージン

外壁塗装工事を依頼する場合は、最初に塗装専門業者のことを調べなければなりません。

面倒な場合は、お近くのリフォーム業者や工務店、ホームセンターなどに出かけて話を聞くことになるでしょう。なぜか塗装専門業者に直接依頼することはないようです。

大手ハウスメーカーや大型工務店、塗装の営業会社などは、知名度や営業力が高く、顧客の呼び込みや引き込みの力が強いので、顧客と契約するのは、どうしても大手の会社や有名企業などの元請けを行う企業に集中してしまいます。

こうして、下請けに回す企業数が増えるほど、中間マージンが増えてしまいます。

結果として、実際に塗装工事をやっているのは、孫請け企業であったり、個人の塗装職人であったりします。

塗装業界のことも知るべき

インターネットでの情報収集が簡単にできますので、時間や手間をかけて塗装業界や塗装業者について調べることが重要です。

結果として、中間マージンを減らすには、塗装専門業者に直接塗装工事を依頼するほうがいい、ということになります。

適正な工事価格で施工を依頼する場合は、関係する会社が多いほど、中間マージンの発生する機会と金額も増えます。下請け企業の利益を圧迫することになりますので、できる限り自社施工で塗装を行う業者を探し、ご自身でもある程度の塗装や塗装業界に関する知識を調べる必要がある、ということになります。

営業に関する膨大なコストを下げるのは、施主の正しい知識や判断力なども重要な要素である、ということになります。

事業者同士の協力関係で中間マージンは極力少なく

大手企業の中には下請け企業を事業パートナーと位置付け、中間マージンを極力少なくし、お互いの企業同士で良好な関係を上手く築いて事業を運営している場合があります。

こうした企業同士の関係がある場合は、元請けと下請けに仕事が分かれていたとしても、適正価格で質の高い塗装工事をやってもらえるでしょう。

しかし、知名度のある企業が安心、協力会社が推薦している会社、昔から付き合いがある会社など、中間マージンの有無に関係なく塗装工事を頼む方も多く、信頼できる会社だとご自身が判断すれば高い中間マージンであってもその価値を認めているケースも多いようです。

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