外断熱と内断熱はどちらが効果的か?

2025年10月10日

お住まいの快適さや住環境を向上させるには、「断熱」が重要です。

断熱工法には、外断熱と内断熱があります。両者には、それぞれにメリットやデメリットがあります。建物や予算、要望に合わせた断熱方法を選択するべきです。

外断熱の特徴やメリット・デメリット

外断熱は、壁の外側に断熱材を設置しています。柱と壁の間で建物を包み込むように断熱材を施工する方法です。

外断熱の特徴は、気密性が高くなり、熱が外に逃げないため、室内温度を一定に保ち、冷暖房の使用を抑えることができます。光熱費の節約にもなります。

断熱機能が正常に働いていると、結露が発生しにくく建物が腐食しないようになります。

外断熱では、密着工法や乾式工法がありますが、湿気を溜めないように通気口を設け、建材が傷まないようにしています。

外断熱は、大工が1枚1枚断熱材を張っていくため、人件費が高くコスト全体にも反映されてしまいます。

気密性が高いため、シロアリが好む環境になりやすいので、基礎のシロアリ対策を怠らないようにしましょう。

内断熱の特徴やメリット・デメリット

内断熱は、建物の内側に断熱材を施工する工法です。

外断熱のように外側から全体を囲んで施工するのではなく、配管や柱、筋交いなどには断熱材を入れることができません。

断熱できない箇所がたくさん出きてしまうということです。断熱できない箇所は結露の原因にもあることがあります。

できる限り断熱がない箇所を減らすには、ウレタン吹き付け工法やセルロースファイバー吹き込み工法などで対応することがあります。

内断熱は外断熱に比べて、断熱性や気密性では劣るところがありますが、安い断熱材を使用することができ、低コストで施工できるという大きなメリットがあります。

外断熱と内断熱何を比較して選ぶべきか?

外断熱と内断熱はどちらにもメリットやデメリットがあります。

選ぶ際には、ご自身が何を重視されているのかをよく考えて選ぶ必要があります。

外断熱と内断熱を組み合わせて施工する方法もありますが、施工できる優良業者を探す必要があります。

気密性を求めるなら外断熱のほうがいいでしょう。

ところが、外断熱は通気性が悪くなるので、湿気を溜めないように換気には注意しなければなりません。施工コストも割高です。

内断熱も気密性が低いので、断熱性能は外断熱よりも低くなり、結露が発生しやすくなっています。

内断熱は、施工費用を抑えることができますが、断熱性能においては外断熱には敵わない点が多く見受けられます。

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