ガルバリウム鋼板の外壁

2024年09月10日

ガルバリウム鋼板といえば、金属製の丈夫な屋根材としてよく知られています。

外壁材として使用する場合も多く、軽量で耐久性も高いことから採用するご家庭も増えています。

ガルバリウム鋼板はどんな素材?

ガルバリウム鋼板を外壁材で使う場合は、金属系のサイディングとして使用することになります。

金属製の屋根といえば、トタン屋根もありますが、錆びへの強さや耐久年数を比較するとガルバリウム鋼板が圧倒しています。

金属系の素材は、独特の質感を持ち、木材などの自然の風合いとは異なり、スタイリッシュで近代的・都会的なイメージの仕上がりになります。

しかし、デザインもさまざまに変えられることから、木目調やレンガ調などのデザインも登場しており、高い人気が集まっています。

ガルバリウム鋼板外壁材のメリット

金属系の外壁材の中では耐久性も高く、定期的にメンテナンスを実施すれば、20~30年程度はもちます。

塗装メンテナンスは定期的に必要ですが、錆びにも強い素材が使われています。

例えば、アルミニウムはもともと耐食性があり、空気と接すると表面に酸化物の被膜ができます。(不動態皮膜)。亜鉛は、先に酸化して溶けだし、鋼板を覆い、錆びの発生を抑えます。(犠牲防食作用)

ガルバリウム鋼板は、アルミニウムと亜鉛の両方の作用により、錆びの発生を防ぎ、耐久性を高めています。

金属製の素材は、軽量の素材が多く、外壁材や屋根材に使うと耐震性がアップします。

カバー工法などの重ね張りでは、金属製で耐久性の高いガルバリウム鋼板外壁材との相性がよく、耐震性を犠牲にすることなく、外壁材の張り替えや重ね張りリフォームが可能です。

ガルバリウム鋼板でよくあるデメリット

錆びに強いガルバリウム鋼板素材ですが、沿岸部などで塩分が風で陸地の建物にまで運ばれてくるような地域では、白錆びが発生することがあります。耐久性も少し下がり、15年程度で外壁材の張り替えになってしまうでしょう。

ガルバリウム鋼板は、傷がつきやすいというデメリットがあります。傷がつくと、錆びが発生しやすくなります。ガルバリウム鋼板外壁材は、常時屋外に出ているので、施工時や木の枝、風による飛来物などにより傷がつくことがよくあります。定期的に点検を行い、傷や錆びの発生を見逃さないようにしましょう。

金属製の外壁材であることから、結露や湿気予防のための断熱対策も必要です。断熱施工まで含めると施工費用全体が高額になってしまうことがあります。

ガルバリウム鋼板の外壁材に張り替える費用は、190~290万円もかかることがありますので、屋根の葺き替え費用よりも高額になることがあります。

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